出雲市内の飲食店や観光関係者でつくる「出雲ぜんざい学会」(渡部稔会長)が昨年12月、台湾・高雄市であった「B-1グランプリ」で名物のぜんざいと出雲観光をPRした。
「B-1グランプリ」はB級グルメで地域の魅力を発信するイベント。高雄市の招待で、初めて海外で開催した。全国から14団体が参加し、山陰両県からは、同学会が唯一参加した。
約20万人が訪れたイベントでは、学会のブースには長い行列ができ、約1500食を完売。味は好評だったという。神在月とぜんざいの関係を説明すると、「縁起のいいスイーツだ」と評判になった。
市役所を27日に訪問して飯塚俊之市長に報告した渡部会長(60)は「グルメと神話に興味をもってもらい、出雲に行きたいという声も聞いた。これからもぜんざいを通して出雲の魅力を伝えたい」と話した。
(佐野卓矢)