湖陵・多伎道路の姉谷上ゲトンネル内を彩ったプロジェクションマッピング=出雲市内
湖陵・多伎道路の姉谷上ゲトンネル内を彩ったプロジェクションマッピング=出雲市内

 出雲市内の山陰道出雲インターチェンジ(IC、出雲市知井宮町)ー出雲多伎IC(同市多伎町久村)が3月2日に開通するのを前に、プレイベントが22日、市内であった。本線上のトンネル内でプロジェクションマッピングが実施され、ウオーキングやランニング、サイクリングを楽しむ参加者を華やかな演出で迎えた。

 プロジェクションマッピングは、出雲湖陵インターチェンジ(IC)から約2キロ西の姉谷上ゲトンネル(延長約200メートル)内で行われた。プロジェクターと照明でトンネル内の壁にピンクや赤、青、緑などで渦巻きや波、光線をイメージさせる映像を順次投映した。

 プロジェクションマッピングを高速道路の開通イベントとして実施するのは日本初。家族4人でウオーキングに参加した同市の管理栄養士馬庭瑠美さん(40)は「プロジェクションマッピングを目当てに来た。とてもきれいで幻想的な空間に感動した」と話した。

 本線上の出雲湖陵インター付近では渡り初めがあり、地元の奥田儀田植え囃子保存会や3世代の夫婦3組、湖陵地区の神事華、ディオッサ出雲FCの選手たちが歩いた。

 開通するのは出雲・湖陵道路(4・4キロ)と湖陵・多伎道路(4・5キロ)。大田市温泉津町から鳥取県琴浦町まで約153キロが高速道路でつながる。

 イベントは出雲・江津間高規格道路記念事業実行委員会(委員長・飯塚俊之市長)と山陰中央新報社が主催した。ウオーキングやランニング、ステージイベントを含め、この日は約2500人が来場した。

(佐藤一司)