島根県美郷町神楽共演大会「神楽の宴(うたげ)in美郷」が新型コロナウイルス禍による見送りを経て23日、同町粕渕のみさと館で初めて開かれ、来場者約350人が町内6団体、町外1団体の自慢の舞を楽しんだ。

 町内の神楽団体で構成する町神楽連絡協議会などでつくる実行委員会が主催。2019年に石見神楽が日本遺産に認定されたのを機に開催が計画されたが、見送りが続き今年実現した。

 町内からは忍原地頭所神楽団、都賀西子ども神楽、都賀西神楽保存会、乙原舞子連中、都神楽団、千原神楽団が出演し、各1演目を披露。島根県飯南町から招かれた飯南神楽団が「滝夜叉姫(たきやしゃひめ)」を演じ花を添えた。

 都神楽団は、演目「紅葉狩(もみじがり)」で一瞬のうちに姫から鬼女に姿を変える早業や勇壮な舞を...