機内食用に採用された木製スポーク、ナイフなどのセット
機内食用に採用された木製スポーク、ナイフなどのセット

 竹串や竹ストローなどを製造販売するひろせプロダクト(安来市広瀬町下山佐)の木製スプーンやナイフが、全日本空輸(ANA)の国際線、国内線の機内食用で採用された。プラスチックを使わず環境に配慮した製品で品質の高さが評価された。

 スプーンとフォークを一体化したスポーク、ナイフ、つまようじ、竹製の紙ナプキンの4点セットを供給する。スポークやナイフは2018年からひろせプロダクトの中国工場で製造しており、今回、研磨時間を従来比約2倍の90分間に延ばし、口当たりをより滑らかにし、ささくれができにくいよう加工した。

 環境、社会、ガバナンスに配慮した「ESG経営」を推進するANAは使い捨てプラ製品の使用量削減に取り組み、以前から機内食用に木製を使用。より耐久性があり、安定供給が可能な製品を探していたところ、鳥取銀行のビジネスマッチング支援で取引が決まった。

 7月中旬から国内線の機内食を提供する路線を中心に切り替え、国際線のバンクーバー、シドニー便など一部でも使用が始まった。

 ひろせプロダクトはプラ製の代替で竹製のストローや歯ブラシを製造。鉄本学社長(41)は「環境に配慮した当社のものづくりの信念が、グローバル企業に届きうれしい。一緒に地球環境の保護に貢献したい」と話した。 (岩垣梨花)