インドの伝統的な刺しゅうが施された製品の期間限定ショップが7日から3日間、島根県邑南町日貫のゲストハウス「日貫一日(ひぬいひとひ)」に登場する。服やかばん、ハンカチなどを販売するほか、インド刺しゅうの端切れを使ったTシャツ作りのワークショップなども開く。 (糸賀淳也)
インド刺しゅう製品を扱うアパレルブランド「itobanashi(イトバナシ)」(奈良県五條市、伊達文香代表)が期間限定ショップを開店。地元住民が関連イベントを開き、一緒に地域を盛り上げる。
イトバナシは、服飾品の産地として歴史があり、伝統的な技法が各地で受け継がれるインドの刺しゅうの魅力を伝えるため設立。現地住民の協力を得ながら作った製品を日本国内の百貨店などで販売する。
現在は五條市と広島県東広島市の2カ所に拠点に構える。古民家を改修したオフィスを使うなど、地域資源の活用や魅力創出に力を入れている。日貫一日の関係者が広島の店舗を訪れ、地域おこしに取り組む思いが合致。共同イベントが実現することとなった。
Tシャツ作りワークショップのほか、日貫公民館長の案内を受けながら地域を散歩するイベントも開く。
伊達代表(29)は「日本では珍しい作品を並べる。いろんな方に来てもらい、新しいつながりを作る楽しいイベントにしたい」と話した。
開店時間は午前10時~午後4時半。最終日のみ午後3時まで。ワークショップや散歩イベントの申し込みは日貫一日、電話090(3632)4902。