年度末が近づき、高校スポーツは春の選抜大会のシーズンを迎えた。野球、卓球、剣道などの大会が各地で行われ、筆者も3月末に和歌山県で開催されるソフトテニスの選抜大会を現地取材するが、選抜がないサッカーは例年この時期に東北、四国、九州などの地域別に1、2年生のみで戦う新人戦上位校による新人大会が開催されている。
中国地区の新人大会は3月14日から16日まで山口県で開催された。開催地の山口は新人戦の上位4校、その他の4県は上位3校、計16校によるトーナメント方式で争われ、島根からは明誠、松江南、立正大淞南が出場した。
大会について触れる前に情報を補足すると、現在の高校サッカーには『リーグ戦文化』が定着している。
夏の全国高校総体(インターハイ)の予選となる都道府県総体や、冬の全国高校サッカー選手権大会の都道府県予選(都道府...