島根県西部の県立学校に勤務していた会計年度任用職員の男性(69)が2月に酒気帯び運転をしたとして、島根県教育委員会が19日、月末までの停職処分にした。職員は同日付で辞職した。
県教委総務課によると男性は施設管理を担う事務職員。休日だった2月1日午後2時ごろ、邑智郡内の自宅で焼酎約1合をお湯割りで飲んだ後、400メートル離れた近所の知人宅に車で向かい、帰宅中の同6時ごろに巡回中の警察官に停止を求められた。呼気1リットル当たり0・15ミリグラム以上のアルコールが検出され「摘発され、事の重大さを改めて認識した」と話しているという。
総務課の野々内昭浩課長は、今回の行為は停職3月に相当するとした上で、職員の任期が今月末までのため、任期末日までの処分としたと説明。「県行政に対する信用を損なう行為で極めて遺憾。心よりおわびする」と謝罪した。
(曽田元気)