出雲北陵高校(出雲市西林木町)の美術・CGデザインコースと美術部生徒による作品展が22日、出雲文化伝承館縁結び交流館(同市浜町)で始まる。1、2年生21人による絵画やデザイン、映像などの力作135点が並ぶ。入場無料、23日まで。
作品制作から展示運営まで生徒自身が手がけ、展覧会をつくり上げる喜びを学んでもらおうと、毎年「進級展」として開催する。
自画像デッサンや日本画、ビジュアルデザインとして取り組んだショッピングバッグなど多彩な作品が集まった。2024年12月の島根県高校美術展で、ペンや油彩、CGなどそれぞれ得意な画材で表現した作品も目をひく。
2025年度の全国高等学校総合文化祭(高総文祭)に出品が決まった油彩画「あの日の私は」は、大胆に寝そべる高校生の大人と子どもの気持ちが混ざり合ったような心情が表現されている。
2年生の藤原小雪さん(17)は、アクリル絵の具で雑誌の表紙をイメージして描いた。「絵に込められた生徒たちの思いをくみ取ってくれたらうれしい」と話した。
午前9時~午後5時(23日は午後4時まで)。(佐藤一司)