加藤幹雄さん
加藤幹雄さん

 山陰中央新報社文化センター特別講座「音楽の力 山陰フィルの活動を通して~前団長・加藤幹雄のお話と演奏~」が4~6月、松江市殿町の松江教室で開かれる。山陰フィルハーモニー管弦楽団の半世紀の歩みを振り返りながら音楽の持つ力を語り、仲間と一緒に演奏を披露する。

 山陰フィルは1973年に発足した。加藤さんは島根県職員の傍ら75年に団員となり、コントラバスを担当。92~2022年の30年間、団長を務めた。市内で見つかった古いチェコ製ピアノの活用にも力を注いでいる。

 講座では講演の後、3~5人の小編成で演奏する。日程、内容は次の通り。

 【1】4月19日「忘れられない演奏会」=島根あさひ社会復帰促進センターや出雲大社神楽殿など特別な演奏機会の話▽演奏は山陰フィル弦楽五重奏(バイオリン2人、ビオラ、チェロ、コントラバス)

 【2】5月10日「山陰フィルの50年」=半世紀を超える活動の苦労や喜び、プロ音楽家からの深い学び▽演奏はコモンズ(バイオリン3人、コントラバス)

 【3】6月21日「地域に音楽文化を」=学校公演など子ども向けの取り組み、飯南町や隠岐など地域での演奏活動▽ATM弦楽トリオ(バイオリン2人、コントラバス)

 【4】7月12日「人をつなぐノヴィーの物語」=1台のピアノが生んだ国際交流▽ノヴィー演奏風景のビデオを鑑賞

 いずれも午前10時半~正午。受講料9680円(4回分)。事前申し込み制。連絡先は松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。