―出雲工場を拠点に、医薬品の原薬や半導体関連の機能性材料などの受託研究、製造を手がけ、2025年2月に創立40周年を迎えました。
01年に開設した出雲工場は当社の主力工場で、従業員の約4割の140人以上が在籍し、売上高(2024年3月期91億5千万円)の半分近くを生み出しています。出雲工場の設置で製品の研究開発から製造・量産の段階まで対応できるようになりました。25年11月には新棟が完成予定で、当社が一層発展を遂げる上で欠かせない存在となります。地域密着型企業を目指し、地域の方々に出雲工場が認知されるよう、さらに頑張りたいです。

―25年4月入社から、理系中心で採用していた部署について、新卒採用の門戸を文系にも開きました。
ダイバーシティー(多様性)の時代に、いろいろな考えを持った人材がいることが大切であり、旧態依然とした会社ではいけないと思っています。さまざまな方面からの採用を心がけています。


―戦略として重要視している点をお聞かせください。
国内の顧客が当然大切ですが、海外にも進出したいと考えています。24年には台湾で開かれた半導体関係の産業展示会に出展しました。アジアを皮切りに、グローバルに仕事を獲得していきたいです。また医薬の分野でも、現在は国内の製薬会社による国内市場での販売にのみ原薬を納品していますが、将来的には欧米企業と直接取引できるよう取り組みを進めます。その際も出雲工場は重要な拠点となるはずです。

―25年度はどのような1年にしていきたいですか。
出雲工場の新棟に加え、神戸市内でも医薬品原薬の製造工場が完成する節目となる1年になります。4月に迎えた新入社員24人という数も過去最高です。売上高100億円という目標に向け、その基礎をつくる年となるでしょう。そのためにも「科学(サイエンス)を楽しむ企業」という理念を大事にしつつ、働きがい・生きがい・やりがいのある企業を目指していきます。

 


私たちは技術と科学を1丁目1番地に据えている会社ですが、文理問わず学べる環境は整っています。 
科学が大好きで挑戦心を発揮したい皆さまのご応募をお待ちしています。 
夢と希望にあふれたサイエンスをぜひ一緒に楽しみましょう。 

真岡宅哉=兵庫県姫路市出身(56歳)2023年より現職。
 
元々、父親が自営でペンキ屋の仕事をしていたので跡を継ごうとも考えていましたが、ハローワークで偶然当社の募集に出会い、入社を決めました。 最近、オフの時間は健康のためにジムに通っています。 これからも楽しく健康づくりを続けていこうと思います。