第103回全国高校野球選手権大会に出場する米子東高校の野球部員たち約30人が7日、学校関係者に見送られ、バスで甲子園へ向け出発した。
米子市勝田町の米子東高時計塔前であった出発式で、田辺洋範校長が整列した部員を前に「新型コロナウイルス感染拡大の中で開かれる大会に感謝し、試合ができる喜びを感じ、悔いのない戦いで期待に応えてほしい」と激励。県高野連の福光浩副会長も2大会連続、15回目となる夏の甲子園での活躍に期待を寄せた。
部員を代表して長尾泰成主将は「鳥取県、米子東生徒の代表として、はつらつとした米東野球をし、校歌が歌えるよう頑張る」と力強く決意表明した。
感染予防のため、簡素なセレモニーになったが、部員たちは終始、夢の舞台に立つ喜びにあふれた表情。詰めかけた保護者ら約200人の拍手の中、バスに乗り込んだ。
米子東は9日の開幕戦で山形県代表の日大山形高校と対戦する。
(山根行雄)