出雲市で3月下旬、150年を超す歴史がある小学校5校が閉校した。いずれも市中心部から離れた周辺部の学校で、中心部に人口が流出し、少子化で児童数が減っていた。時代の流れとはいえ、学校とともに歩んできた地域にとって受け入れがたい現実でもある。5校で最も児童数の少ない鰐淵小学校(出雲市河下町)では、自らも卒業生だった校長の言葉が地域住民の胸を打ち、児童のオリジナル曲が涙を誘った。

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