奥谷明美さん(中央)、畠中記見子さん(右)に作陶時の思い出を語る石倉純子さん=境港市竹内町、市老人福祉センター
奥谷明美さん(中央)、畠中記見子さん(右)に作陶時の思い出を語る石倉純子さん=境港市竹内町、市老人福祉センター

 境港市竹内町の市老人福祉センターで、長年作陶するセンターの陶芸班の作品展が開かれている。メンバーの減少もあり班が解散することになり最後の展示会。3人が制作した57点を並べ、来場者に自作を飾って使う喜びなど伝えている。5月10日まで。無料。

 境港市竹内町の石倉純子さん(76)、同市幸神町の奥谷明美さん(85)、同市入船町の畠中記見子さん(76)が出品。近年は毎週木曜日に活動し昨年夏に3人となった。

 会場には花器や皿、茶器などが並ぶ。自宅にも窯を持つ石倉さんは「風」「渦潮」などをイメージして点描し、焼いたつぼなどを出品。奥谷さんはドイツの銘窯作品を参考に創作し、畠中さんは暮らしに根差した花器や皿などを展示する。

 石倉さんは「暮らしの中に自作があると楽しい。見てもらった皆さんに、ほっとする気持ちになっていただけたらうれしい」と話している。開場時間は午前9時~午後5時で、祝日と日曜日は休館日。(松本稔史)