CLAIRE・MARIN 1974年パリ生まれ。パリ大学ソルボンヌ校で博士号(哲学)。パリの高等師範学校のフランス現代哲学研究国際センター会員。人間関係の断絶や死別の悲しみ、疾病などを追究し「人生の試練の哲学者」と呼ばれる。主な著書に「私の外で―自己免疫疾患を生きる」(ゆみる出版)、「病の暴力、生の暴力」「断絶」(いずれも未邦訳)など。 ほぼ1年前から、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、私たちの生活を根本から変えた。私たちは既に、失ったものの目録を作っている。友人との楽しい気ままな交流やクリエーティブな意...
残り2387文字(全文:2652文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる