教わった護身術を実践する学生=松江市南田町、島根県歯科技術専門学校
教わった護身術を実践する学生=松江市南田町、島根県歯科技術専門学校

 島根県歯科技術専門学校(松江市南田町)でこのほど、護身術の講習があり、1年生47人が松江署員らの指導を受け、危険から身を守る方法を学んだ。

 突然腕をつかまれた状況で、相手の手を振りほどく方法を同署員が実演。学生は、首を絞められたときや抱き付かれたときなど八つの対応を教わり、その後、2人一組になって練習した。同署員は「日々似た事案が起きている。いざというときに身を守る参考にしてほしい」と話し、参加した針田光さん(18)は「いい経験になった。万が一の時に使いたい」と振り返った。

 講義では、同署員がストーカー被害に遭う危険がある場合、相手とのやりとりを録音するなど被害状況を記録することや、相手に居場所を知られないようにすることが大切だと訴えた。何かあれば警察に相談するよう呼びかけた。

 学生の防犯意識を醸成しようと松江署が2022年から同校で開いている。(松本ひろ)