日本各地で外国人住民の存在感が増し、過疎化が進む地域社会にとっては不可欠となりつつある。慣れない土地での生活を手助けすることが定着に向けた鍵となる。あまりにも増加ペースが速く、対応が追い付かないところもある。日本人の現役世代の人口が減る中、一部の自治体や企業は生活支援策の拡充やPR強化に乗り出し、地域の担い手を奪い合うような様相を呈している。

 ▽急減急増

 青森県の下北半島にある横浜町。この1...