松任谷由実がどういうアーティストかを端的に物語る曲が、1993年7月に出た「真夏の夜の夢」と94年10月に出た「春よ、来い」だろう。

 ポップミュージックには「縦軸」と「横軸」という二つの「軸」があると思って...