生徒や教職員に製麺方法を伝授する水野愛さん(左から2人目)=境港市竹内町、境港総合技術高校
生徒や教職員に製麺方法を伝授する水野愛さん(左から2人目)=境港市竹内町、境港総合技術高校

 境港市竹内町、境港総合技術高校の食品ビジネス科1年生24人が20日、市内の事業者が手がける「低塩あかもく生うどん」作りを校内で体験し、高血圧予防の一助となる食品作りについて学びを深めた。

 体験授業は健康対策事業として境港市が実施し、山陰産の海藻「アカモク」を練り込んだ食塩不使用のうどんを製造する山本製麺所(境港市朝日町)の水野愛さん(35)らが講師を務めた。

 市健康づくり推進課の渡辺一佐子(ひさこ)管理栄養士が高血圧予防と減塩を意識した食生活を説明し、水野さんが製麺を実演した。

 うどんは通常、小麦粉に塩水を加えて麺作りをする。アカモクに含まれるぬめり成分のフコイダンで喉ごしが良く、こしのある低塩うどんを製造できるという。生徒たちは製麺に挑戦し、ゆでた麺も試食した。

 松本莉桜菜さん(15)は「アカモクは知らなかったが、麺はもちもちでおいしかった」と話した。

(松本稔史)