新聞を開いて情報を探す生徒たち=益田市白上町、中西中学校
新聞を開いて情報を探す生徒たち=益田市白上町、中西中学校

 NIEチャレンジ校(実践指定校)の益田市立中西中学校(益田市白上町)で29日、新聞教室があり、2年生9人が新聞作りの流れや記事を読むこつを学んだ。

 生徒たちは新聞の記録性や一覧性といった特徴を教わり、結論から先に書く「逆三角形」の文章構成や見出し、記事の書き出しとなるリード(前文)の役割について説明を受けた。

 短時間で紙面に目を通して効率的に情報をつかむポイントを習得したほか、ネットなどで情報が氾濫する時代に真実を見抜く力の必要性を考えた。講師は、山陰中央新報社益田総局の吉田雅史総局長が務めた。

 同校は本年度から生徒が新聞に触れる機会を設け、2年生は総合学習の時間で新聞作りに挑戦する。野村凜花さん(13)は「記事の構成など初めて知ることが多かった。世の中の動きに関心を持ち、新聞作りに生かしたい」と話した。