避難所に身を寄せる市民=益田市高津3丁目、高津中学校
避難所に身を寄せる市民=益田市高津3丁目、高津中学校

 益田市内などを流れる高津川の流域では、8月上旬に山陰を通過した台風9号に続き、再び氾濫の危険が高まった。台風では、増水した川に男性が転落して死亡する事故があったばかりで、避難所に身を寄せた市民は、不安な面持ちで一日を過ごした。

 市が各所で開設した避難所のうち、14日午後2時現在で200人近くが避難した高津中学校(益田市高津3丁目)では、市職員が飲み物やパンなどを配った。

 1人で訪れた西森敏子さん(83)=高津2丁目=は、9日の台風9号から間を置かず、氾濫危険情報が発表されたことに戸惑いながら「生まれて初めての経験ばかりで不安だ。差し入れは涙が出るほどうれしい」と話した。

 島根県津和野町の津和野川流域では冠水被害が相次ぎ、田二穂地区では支流の山入川があふれ、県道や田畑が広範囲にわたり水に漬かった。

 近くに住む農業の米原孝男さん(69)は、2013年7月に町内を襲った集中豪雨の甚大な被害を思い出し「早く小康状態になってほしい」と願った。 (石倉俊直)