握手を交わす勝部道成社長(左)と久保田英治会長=出雲市渡橋町、島根トヨペット出雲店
握手を交わす勝部道成社長(左)と久保田英治会長=出雲市渡橋町、島根トヨペット出雲店

 自動車販売の島根トヨペット(松江市西津田3丁目、勝部道成社長)と、島根県内のメーカーや生産者でつくる県牛乳普及協会(会長・久保田英治クボタ牛乳社長)が1日、出雲市内で、県産牛乳の普及を目指す協定を結んだ。イベントなどで協力し、牛乳の消費拡大を通じた県民の健康増進を目指す。

 協定期間は5年間で、県内で7店舗を展開し消費者との接点を持つ島根トヨペットのショールームなどを活用し、ワークショップや広報活動に取り組む。

 牛乳は骨粗しょう症を防ぐカルシウムなどが豊富だが、世帯当たりの消費量は、全国で30年前より3割以上減少。県内では骨粗しょう症検診受診率の低さが課題となっている。

 調印式は1日の「牛乳の日」に合わせて開かれ、勝部社長(44)と久保田会長(60)が協定書に署名した。勝部社長は「健康は一朝一夕ではつくれない。末永く協力していきたい」と話し、久保田会長は「これまで以上に消費拡大に取り組んでいく」と力を込めた。(佐野卓矢)