ビニール袋を使って味付けする参加者=浜田市黒川町、石見まちづくりセンター
ビニール袋を使って味付けする参加者=浜田市黒川町、石見まちづくりセンター

 水害と土砂災害を想定した浜田市総合防災訓練が1日、市内全域であった。市民や市役所の担当者が出水期を前に有事の備えを再確認した。

 市の災害対策本部運営訓練と併せて、自主防災組織や町内会などを主体とした住民避難訓練が各地で開かれた。

 石見まちづくりセンター(浜田市黒川町)では避難訓練後、地元の黒川まちづくり委員会がクイズや備蓄食材の調理で防災を考えるイベントを実施した。調理体験では参加者30人が、家庭から持ち寄った野菜や缶詰などでカレーと副菜を調理した。参加者はビニール袋や新聞紙を使って水を極力使わないで調理する方法を学んだ。

 高橋功一会長(72)は「今後も頑張り過ぎず顔見知りが増える防災イベントを開きたい」と話した。(中村成美)