児童にアジフライの目録を手渡す高橋利明社長(右)=浜田市下府町、国府小学校
児童にアジフライの目録を手渡す高橋利明社長(右)=浜田市下府町、国府小学校

 福岡市が本社で、浜田市に工場を新設する予定の三陽が2日、主力商品のアジフライ約5300食を寄贈した。2、3の両日、市内の小中学校の給食で登場した。

 国府小学校であった贈呈式には、三陽の高橋利明社長や久保田章市市長らが出席した。高橋社長は「わが社の一押しの製品を子どもたちに食べてもらいたかった」と贈呈する理由を説明した。6年の前原知奈さん(11)と宮下莉空斗さん(11)に目録と長崎県で水揚げされたアジを原料にしたフライを手渡した。

 2日は三隅地域の学校の給食で提供され、3日は浜田、金城、旭、弥栄の各地域でメニューに登場した。前原さんは「今まで食べてきたアジフライとどこが違うのかを比べながら食べたい」、宮下さんは「給食を楽しみにしている」と話した。

 三陽は2027年度中に浜田市原井町で工場の操業を始める予定にしている。

 (三浦純一)