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天体望遠鏡では昼は太陽や金星、夜は月などを観察する=島根県津和野町枕瀬、日原天文台
記者のオススメPOINT
売りは暗い空 併設の科学館でも星を学べる


 今年、オープンから40年を迎えた。夜は周囲に明かりが少なく星が見やすい。暗い空がここでは売りだ。ドーム内の天体望遠鏡は夜はもちろん、昼も太陽や金星を観察できる。

夜は周囲が暗く、星がよく見えるため天体観察に適する立地にある

 天体望遠鏡は時間や日時を設定し、狙いの方角や星へ照準を合わせる。背の低い子どものために足場も整えてある。

 太陽観察では、黒点や太陽の縁にできるガス体のプロミネンスなどがよく見える。夜は月や木星、季節の星座がメイン。今年は土星の変化に注目で、輪が見えなくなるという。15年に一度のケースだ。

日原天文台から撮影した土星。2025年は土星の輪が見えなくなるという

 併設する星と森の科学館では星の歴史を学べる。子どもたちの人気は地球との重力の違いを表すコーナーで、専用体重計に載ると太陽系の惑星や月などで自分の重さがいくらになるかが分かる。月の重力は地球の約6分の1なので、30キロなら5キロと表示される。

併設する星と森の科学館では星にまつわる知識を深められる
開館40年となり、今後は星関連の物販もするそうだ

 

日原天文台(島根県津和野町)
所在地:島根県津和野町枕瀬806-1
開館時間:星と森の科学館:午後1時半~同9時
     天文台:午後1時半~同5時、午後7時(夏季は同8時)~同10時
定休日:火、水、元旦
入館料:夜の天体観測は一般500円、高校生以下400円。昼は観測と科学館の料金含み、一般500円、高校生以下200円。
駐車場:あり
授乳室:なし
公式サイト:にちはら天文台(http://www.sun-net.jp/~polaris/top.htm
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