イスラエルの歴史家ユヴァル・ノア・ハラリさんは、「サピエンス全史」など、著書の累計発行部数が世界で4500万部を超えるベストセラー作家だ。近著「ネクサス」(上下巻、河出書房新社)では「情報」を題材に選んだ。人々や物事の「ネットワーク(つながり)」を創り出すものと情報を捉え、その歴史や、人工知能(AI)がもたらす未来を論じた。(共同通信=川元康彦)
▽予測できないエージェント
―前の主要作「21Lessons」を2018年に刊行後、すぐ本書にとりかかり、約5年をかけて書き上げた。情報をテーマに選んだ理由は。
「理由の1つは、加速する現在のAI革命です。情報ネットワークの長い歴史を背景にしないと、現在のAIによる情報革命を理解することはできない。歴史家として私は、現...













