「もう二度と戻らない」。アフガニスタンの首都カブールを反政府武装勢力タリバンが制圧した15日、軍民共用のカブール空港には絶望が渦巻いていた。なかなか離陸しない旅客機内で乗客が焦りを募らせ、乗務員に詰め寄る。「米国もアフガン政府もタリバンも誰も信用できない」。タリバンが約20年ぶりに舞い戻り、混乱が支配する首都を記者が脱出した一日を振り返った。 (1面参...