1971年8月15日、当時のニクソン米大統領は、自国の経常収支の赤字拡大に対する競争力回復策として、各国の通貨、特に円や西ドイツ・マルクの切り上げを目指し、ドルと金の交換停止を突如発表した。この「ニクソン・ショック」によって、米国を中心に形成された第2次...