10度の優勝を誇る強豪・岐阜総合学園を破り、5年ぶりの準決勝進出を決めた横田。攻守で相手の持ち味を消すプレーを見せ、主将の渡部純は「分析がしっかりできた結果」と胸を張った。
雨天による日程変更で16日に試合がなかったことから1日かけて相手を研究。守備ではスクープパスを使ったカウンターへの対応、攻撃では守備が堅い中央を避け、両サイドから攻め上がることを徹底した。
前半を1-1で終えると、主導権を握った第3、4クオーターに1点ずつを挙げた。このまま試合終了かと思われたが、第4クオーター残り1分でペナルティコーナー(PC)からシュートを決められ1点差に迫られた。渡部は「正直、焦った」と話すが、粘り強い守備でなんとか逃げ切った。
準決勝で対戦する天理は、練習試合で何度も対戦し、その強さを肌で感じてきた相手。ただ、チーム内に萎縮する雰囲気はなく、伊藤直登監督は「ショートパスからの速い攻撃ができればいい試合ができると思う」と話し、渡部は「まずは気持ちで負けないようにしたい」と話した。
(小矢部ホッケー場ほか)
○…島根勢の成績…○
▽男子準々決勝
横 田 31―12 岐阜総合
(島根) 0―0 学園
1―0 (岐阜)
1―1