【川本】島根県川本町川本の山陰合同銀行川本支店で26日、特殊詐欺被害の防止訓練があり、行員が被害を未然に防ぐための声かけや接客の仕方を確認した。
警察官をかたる男にだまされた客が、現金を振り込むために来店したとの想定で、川本署と実施した。
携帯電話で話しながらATMを操作する客に行員が声をかけ、振込先や目的を確認。詐欺が疑われるため、客を応接室に通してゆっくり話を聞き、その間に川本署へ通報した。
署員や客役の地域安全推進員が「声かけがとても早かった」「対応が優しく丁寧だった」と評価した。
古山淳支店長は「積極的に声をかけて詐欺被害を未然に防ぎたい」と話した。
川本署管内で今年発生した特殊詐欺被害は1件300万円となっている。
(佐伯学)