島根県川本町川本の弓ケ峯八幡宮でこのほど、「大祓(ばらい)祭」があり、直径約3メートルの茅(かや)の輪をくぐる月の輪神事で参列者が無病息災や家内安全を願った。
神職を先頭に氏子や町内の親子連れらが、境内の鳥居に取り付けられた青い茅の輪を8の字を描くようにくぐり抜け、家族の健康や安全などを願った。
神事が終わった境内では郷土芸能・江川太鼓の奉納があり、勇壮な和太鼓の音が響き渡った。
茅の輪は5日夕まで設置され、自由にくぐることができる。氏子総代会の三宅実会長(70)は「若い人に神事を知ってもらい、次世代に引き継ぎたい」と話した。
(佐伯学)