救急医療チームが技術を競う大会「島根メディカルラリー」のリハーサルが1日、松江市内であり、実行委員会のメンバーが円滑な運営につなげようと、連携を深めた。
大会は9月27日、島根県消防学校(松江市乃木福富町)で開催され、一般も見学できる。救急技術の向上のため、県内外の医療関係者でつくる実行委が開き、今回で12回目。
医師、看護師、救急救命士、救急隊員の4人1組のチームで、最大12組が「チャレンジャー」として参加する。外傷や疾患など、6場面の異なる想定で、処置の適切さや情報共有の円滑さなどを競う。
この日は実行委の7人が打ち合わせとリハーサルをした。即席チームの4人が、通報内容や現場の情報から、アナフィラキシーショックと判断された患者に対し、アドレナリン投与など一連の救護活動をし、審査員役が見守った。臨場感を高める音や映像、光による演出の必要性などを確認した。
野津大介事務局長は「多くの医療関係者が集まり、最先端の救急医療が学べる貴重な場。顔の見える関係をつくり、若い世代につなぎたい」と話した。
(森みずき)