少数与党を率いる石破茂首相(自民党総裁)の命運が懸かる参院選が3日、幕を開けた。首相の地元の鳥取・島根合区選挙区(改選数1)は新人5人が立候補し、初日から舌戦を繰り広げた。人口減少を背景に地方の疲弊が進む中、有権者は1次産業の振興や公共交通の維持など、将来の展望を開くための処方箋を求めた。

 争点の物価高対策を巡って与党は現金給付、...