クロチクの花を確認する久村真司さん=雲南市木次町里方
クロチクの花を確認する久村真司さん=雲南市木次町里方

 120年に1度開花するとされるクロチクの花が、雲南市木次町里方の久村真司さん(63)方の庭で咲いた。久村さんは「神秘的な光景に立ち会えて驚いている。多くの人に見てほしい」とする。

 クロチクは中国原産のイネ科の植物で、黒褐色の茎が特徴。稲穂のような小さな花が房状に咲く。

 亡くなった父幸夫さんが50年前に自宅を建てた際に植えたという。久村さんの妻が、5月上旬ごろに一斉に花を咲かせている様子を確認した。久村さんは「自然に興味を持ってもらうきっかけにしてほしい」と話した。

(景山達登)