参院選公示から6日目の8日午後、中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)が立地する松江市鹿島町の中心部の人通りはまばらだった。「原発は争点になっていない」。事故時に避難道になる主要県道に夏の日差しが照りつけ、かげろうが揺らめく中、鹿島自治連合会の青山豪太郎会長(61)の言葉に落胆が混じった。

 昨年12月の...