高気圧に覆われて南風が流れ込んだ山陰両県は16日、米子で36・6度を記録するなど各地で気温が上昇した。両県で熱中症警戒アラートが発表され、30代から80代の計4人が熱中症の疑いで搬送された。
松江、鳥取両地方気象台によると、最高気温は米子、青谷(鳥取市)が36・6度、斐川(出雲市斐川町)35・1度、松江35・0度など。29観測地点中9地点で今年最高を記録し、8地点で猛暑日となった。
両県の各消防によると、出雲、境港、鳥取の3市と鳥取県岩美町で各1人の計4人が熱中症疑いで搬送された。いずれも中等症か搬送時意識があったという。
17日も両県で熱中症警戒アラートが発表され、最高気温は鳥取西部が37度、松江、鳥取東部35度、浜田33度などと予想されている。