連立政権を組む自民、公明両党の参院選協力に変化が生じている。派閥裏金事件を嫌悪し、自民と同一視されまいと距離を置く公明に対し、自民内では選挙区候補への後押しが鈍いと不満が募る。共に全国で苦戦が続き相互支援の余裕を失っており、わだかまりは増幅。四半世紀に及ぶ協力関係が岐路に立たされているとの見方も出始めた。

 ▽ひとくくり

 「何としても逆転させてください」。18日、名古屋市の公園。公明の斉藤鉄夫代表は涙声...