山陰の方には「八岐(やまたの)大蛇(おろち)」や「稲羽(いなば)の素兎(しろうさぎ)」などが登場する『古事記』のあらすじはご存じのことと思う。また、『古事記』にはマンガをまじえた入門書から研究書まで数多くの書籍が出版されている。

 このたび、従来にない視点からの『古事記』の書籍が出版された。『古事記の博物図鑑』である。『図...