投網に挑戦する小学生ら=出雲市平田町、平田宍道湖漁港
投網に挑戦する小学生ら=出雲市平田町、平田宍道湖漁港

 【出雲】宍道湖の自然、漁業について関心を高めてもらおうと21日、宍道湖グリーンパーク(出雲市園町)周辺で投網に挑戦するイベントがあった。小学生ら16人が網を投げて小魚を捕獲するなどし、ふるさとの魅力を改めて確認した。

 出雲市が取り組む「出雲の海応援隊」事業の本年度隊員向けイベントの一つで、投網体験は宍道湖漁協(松江市袖師町)の協力で初めて企画した。

 宍道湖グリーンパークの岩西哲観察指導員(45)が宍道湖の魅力、漁協の桑原正樹参事(36)が各漁法と投網漁者がほとんどいない現状などを16人に伝え、近くの湖岸で練習した後、平田宍道湖漁港(出雲市平田町)へ移動。それぞれが港内で網を投じ、タナゴやハゼなどを捕獲した。

 大津小学校6年の佐藤匠君(12)も投網に悪戦苦闘し「宍道湖はスズキ釣りによく行く。次はもっと上手に投網を投げたい」と話した。          (松本稔史)