千葉県木更津市にある児童養護施設「野の花の家」が設立されたのは約40年前。きっかけは、理事長の花崎みさを(83)が、ベトナム戦争で難民となった少女を里子として受け入れたことだった。「他にも困っている子どもがいるのでは」。その後も次々と難民を受け入れてほしいという依頼が舞い込み、「アジアと日本の子が共に住める家」という夢は形になっていった。
日本がバブル経済に突入すると、夜の世界で働かされたアジア人女性が子を産み困窮する問題も起きた。花崎は見て見ぬふりができず、母子のシェルターも開設。「国境を越えた家族をつくる」という思いは次の世代へ受け継がれている。(共同通信=西蔭義明、敬称略)
▽借金1億円背負い、難民暮らす「家」設立
「ラオスの兄弟2...












