「全国コロナ検定」のスマートフォン上の画面
「全国コロナ検定」のスマートフォン上の画面

 新型コロナウイルスの正しい知識や感染対策を問う「検定試験」が公開されている。企業の健康管理業務を支援するエンフィール(東京)が、自らの行動を見直してもらうことを狙って作成した「全国コロナ検定」で、ウェブサイト上で無料で受けられる。

 ウイルスを他人に感染させやすい時期や、PCR検査の精度など知識を問う問題と、手洗いや換気といった普段の自身の行動を尋ねる問題の計20問が出題される。設問には慶応大SFC研究所が協力した。

 満点は100点で、公開前に受検した企業関係者ら約850人の平均点は49点。飲食時や密閉空間での行動を尋ねる問題では、40~50代と比べ20~30代で得点が低いなど、年齢による意識の違いも見られた。

 西口孝広社長は「感染予防の行動レベルを高めるきっかけにしてほしい」と話している。ウェブサイトは「全国コロナ検定」で検索できる。