日銀は31日の金融政策決定会合で政策金利を0・5%程度で維持することを決めた。金利据え置きは4会合連続。植田和男総裁は記者会見で「経済や物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げる」と述べ、これまでの利上げ方針を堅持する考えを示した。今後の利上げ時期を慎重に探る。日米関税交渉の合意は「大きな前進だ」と評価した。コメ価格の上昇を受け物価見通しは引き上げた。

 

 日銀が春闘で高水準の賃上げが見込めるとして、...