山林火災を受け対応を協議する消防署員や消防団員、安来署員ら=4日午後5時50分、安来市広瀬町布部
山林火災を受け対応を協議する消防署員や消防団員、安来署員ら=4日午後5時50分、安来市広瀬町布部

 4日午後3時20分ごろ、安来市広瀬町布部の山林から白煙が見えると110番があった。安来署によると現場は市立布部小学校の北西約1・5キロの山中で、午後8時現在、延焼が続いている。同署や市消防本部によるとけが人の情報は入っていないという。

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 市消防本部によると、現場周辺には道がなく、水源もないため実質的に消火活動ができない状態だという。空から散水する消防防災ヘリは、5日以降、出動を要請するかどうか決めるとしている。

 現場近くの70代農業男性は立ち上る白煙に「梅雨明け以降まとまった雨が降っておらず、生木が焼けているのだろう。不安な一夜を過ごすことになる」と話した。

白煙を上げて燃える山林=4日午後5時49分、安来市広瀬町布部