小柄な8番打者は一塁ベースを回ると、自身に送られる歓声と拍手に鳥肌が立つほど感動した。
 2011年夏の甲子園2回戦。優勝候補の日大三(西東京)に挑んだ「縦じま」が真価を発揮したのは、1点を追う六回だった。

 開星は大会ナンバーワン...