全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)に出場する、島根県隠岐の島町の「隠岐の島あんやらーず」の壮行会が8日、同町内であり、町内で選抜された選手11人が1勝を目指して気合を入れた。
16回目の今大会は18日、沖縄県宮古島市で始まり、全国の離島の27自治体から24チームが参加する。隠岐の島町は西郷、西郷南、五箇の各中学校の球児11人で出場する。
壮行会では、主将で西郷南中3年の松林悠仁さん(15)が「メンバーは少ないが、一人一人が声を出して盛り上げ一戦必勝を目指す」と意気込んだ。池田高世偉町長は「熱中症に注意して体調管理し、一生の思い出になるよう祈念する」と激励した。
チームは19日に初戦を迎え、相手は宮古島と伊豆大島の勝者。滝下誠監督(40)は「試合経験は少ないが、11人が協力して面白い試合ができると思う」と話した。
離島甲子園はマサカリ投法で野球殿堂入りした故村田兆治さんが現役引退後、離島の球児に夢と希望、勇気を持ってもらおうと野球教室を始めたのが始まり。隠岐の島町は2008年の第1回大会をはじめ過去3回優勝した。(鎌田剛)