今季のステップアップツアー優勝経験者12人中7人が参戦。賞金ランキング上位者と勢いのある若手による優勝争いが繰り広げられそうだ。
優勝経験者のうち、軸になりそうなのは、賞金ランキング1位のリハナ(20)、2位の小野祐夢(24)、3位の服部真夕(33)、4位の竹山佳林(25)の4選手。これらの選手に石川怜奈(21)、城間絵梨(28)、佐藤靖子(42)が続く。
2位に約660万円の差を付けているリは、第2戦「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」(2020年9月、静岡県)でプレーオフの末に初優勝。その後2勝を挙げ、6月のプロテストに合格してプロ入りを果たした。
小野は第10戦「フンドーキンレディース」(21年4月、大分県)をリに2打差をつけて制し、ランキング2位に浮上した。プロ入り15年目でレギュラーツアー5勝の服部は経験が豊富。直近の第15戦「SkyレディースABC杯」(21年6、7月、兵庫県)で6年ぶりの優勝を果たした。第6戦「ダイクレレディース」(20年11月、広島県)で初優勝を果たした竹山はステップアップツアーで1位の高いパーセーブ率が魅力だ。
リや松江市出身の浜崎未来(21)を含むプロ入り間もない93期生は、後藤未有(20)、桑木志帆(18)、橋添穂(21)、植手桃子(23)を含めて計6人。新人の飛躍の舞台となるか、熱い視線が注がれる。
優勝経験 2人出場
前身大会の優勝者2人も出場する。
北村響は2014年、プロテスト合格直後のデビュー戦で優勝。彦根南中(滋賀)時代は陸上部に所属し、陸上男子100メートルの桐生祥秀は同級生で「優勝は桐生君に報告すると思う」とのコメントを残している。15年の大会を制した鬼頭さくらは、当時プロ2年目。21年5月のステップアップツアー「ツインフィールズレディーストーナメント」では5位タイに入った。