助産師に教わりながら赤ちゃんの心拍を聴く高校生(左)=松江市母衣町、松江赤十字病院
助産師に教わりながら赤ちゃんの心拍を聴く高校生(左)=松江市母衣町、松江赤十字病院

 【松江】看護師や助産師の仕事に理解を深めてもらおうと、松江赤十字病院(松江市母衣町)でこのほど、島根県内の高校生約50人が赤ちゃんのケアや血圧測定などを体験し、将来の働く姿を思い描いた。

 周産期センターでは、聴診器を着け、生後3日の赤ちゃんの心拍を確かめた。助産師が赤ちゃんを起こさないよう注意しながら、手を胸に当てて呼吸の具合を見たり、体重を量ったりした後、手際よく湯あみする様子を見学した。

 病棟では看護師から血圧や血中酸素飽和度の測定を教わり、病室で患者と接する姿もあった。

 松江市立皆美が丘女子高3年の松浦倖菜さん(18)は「赤ちゃんにたくさん声をかけていて、コミュニケーションの大切さを感じた。命の誕生に立ち会える助産師になりたい」と話した。

 体験会は島根県と県看護協会、県ナースセンターが主催した。(森みずき)