環境学習施設「とっとり自然環境館」(米子市大崎)が23日、展示品や発電の仕組みを学ぶ体験装置などを拡充してリニューアルオープンした。来館者に自然エネルギーの生成方法や活用する大切さを伝える。
2013年10月に開館。太陽光パネルの枚数が約17万9千枚ある大規模太陽光発電施設「ユーラス鳥取米子ソーラーパーク」敷地内のガイダンス施設として、鳥取県内での自然エネルギーの活用事例や自然保護活動などを紹介している。
リニューアルに合わせ、太陽光を利用して動くサーフボードや、ペダルをこいで扇風機を回す人力発電機といった体験装置を増設。塗り絵や工作を通じて同館周辺に生息する野生動物を学ぶといった子どもが楽しみながら自然に理解を深めるコーナーも充実させた。
23日は関係者がテープカットをして祝った。運営に携わるユーラスエナジーホールディングス(本社・東京都)の齋藤桂一郎執行役員は「自然エネルギーの情報を発信し、より愛される施設を目指したい」とあいさつし、米子がいな太鼓の演奏やキッズよさこいの演舞もあった。
(中島諒)