医大前クリニックの飛田憲彦院長
医大前クリニックの飛田憲彦院長

 立ち止まったからこそ、見えてくる景色がある。精神科医と患者によるトークイベント「うつ病から見える未来」が7日、出雲市下古志町の出雲西高校第2多目的教室である。治療と回復への道のりを体験談を交えて伝える。

 講師は同市塩冶神前1丁目にある医大前クリニックの飛田憲彦院長(精神科医)、パネリストはうつ病の治療で同クリニックに通う出雲市内の高校教諭、吉田英司さん。前半はうつ病と心の病気に対する理解を深め、治療法に加えて再発防止や周囲のサポートの工夫について飛田院長が講演。後半は吉田さんの回復までの経過や当時の困りごと、家族の支えを紹介する。

 時間は午後2時~4時半。聴講無料で、事前申し込みも不要。主催は、子どもから大人までの心のケアや再出発、キャリア再建などを支援する「ReUS(リアス)講演会実行委員会」。問い合わせは同実行委員会事務局(担当・坂根雅人さん)、電話090(1480)2087。