製品評価技術基盤機構(NITE)は26日、台風や豪雨などによる停電中に、携帯発電機やモバイルバッテリーを誤って使用し、火災や一酸化炭素(CO)中毒になるケースがあるとして注意を呼び掛けた。担当者は「発電機を屋内で使用しないなど、使用上の注意点を事前に確認してほしい」と話している。
NITEによると、カセットこんろやライターを含めて、災害時に活用される4製品の事故は2011年度からの10年間で99件あった。このうち死亡事故は6件、重傷事故は10件だった。
北海道の住宅では18年9月、50代の男性がCO中毒で死亡した。北海道地震の発生後、換気が不十分な屋内で発電機を使用したことが原因とみられる。