江南駅前に到着した代替バスから列車に乗り換える乗客=出雲市湖陵町三部
江南駅前に到着した代替バスから列車に乗り換える乗客=出雲市湖陵町三部
角地の柵が撤去され代替バスが曲がりやすくなった交差点=出雲市湖陵町三部
角地の柵が撤去され代替バスが曲がりやすくなった交差点=出雲市湖陵町三部
江南駅前に到着した代替バスから列車に乗り換える乗客=出雲市湖陵町三部
角地の柵が撤去され代替バスが曲がりやすくなった交差点=出雲市湖陵町三部

 出雲市多伎町の地滑りによるJR山陰線の一部運休区間を走る代替バスが25日から、地元の協力で江南駅(出雲市湖陵町三部)前で乗降できるようになった。道幅が狭く駅に通じる交差点を曲がれないため、約300メートル手前でバスを降りて歩いていた乗客をふびんに思った地権者が交差点に面した角地の柵の撤去に応じ、駅前までの乗り入れが可能となった。

 JR米子支社から相談を受けた角地の所有者の石飛昭文さん(49)=保育園園長=は「地域の人や乗客が困っていると聞き、すぐに曲がれるようにしなければと思った」と話した。

 交差点にある一時停止の標識がバスの右左折の邪魔になるため、出雲署は小ぶりの標識に付け替えた。

 バスを運行する中国ジェイアールバスの梶谷秀人島根支店長は「地元の皆さんの協力で駅前に乗り入れできるようになり感謝している」と話した。代替バスは江南ー田儀間を結んでいる。 (三原教史)